【出口戦略】不動産4つの売り方をメリット&デメリットをつけて解説

不動産売却を考えた時、一番最初に思いつくのが「不動産会社に依頼して売却(仲介)」だと思います。

ただ、あなたのご状況や条件によっては、もしかすると仲介以外の選択肢が最適ということもあります。

また最終的に仲介が最適解だったとしても、違う売り方があることは理解しておくことが大事です。

今回は仲介を含む「不動産売却4種類の出口戦略」についてお伝えします。

これから不動産を売る上で非常に重要な知識になるので、ぜひ最後まで御覧ください。

不動産を売る時には様々な理由がある

不動産を売ると言っても人によって、理由は様々です。

  • 相続
  • 離婚
  • 住み替え
  • 住宅ローン滞納
  • 転勤

理由が様々ということは、売却したい時期も様々ということです。

ベストな選択を行わないと、期限に間に合わなかったり、数百万損する可能性も出てきます。

1.仲介で不動産売却

1つ目は、冒頭でも伝えた通り仲介による不動産売却です。

多くの場合は、仲介での売却を選択しています。

ではここからは仲介売却のメリットとデメリットをお伝えします。

仲介売却のメリット

  • 買取よりも高く売却出来る
  • 買主様を選択出来る
  • 希望条件に近い売却出来る確率が高い

仲介売却のデメリット

  • 当初の金額よりも下がる可能性がある
  • 売出価格で売れない事もある
  • 買主のローン審査に時間がかかる&落ちる可能性あり
  • 仲介手数料が発生する

仲介の場合、基本的に一般市場に売り出しを行うので、相場感や需要と供給のバランスによっては大きく時間がかかる可能性があります。

ただ、一番手元に残る金額が高くなるので、仲介売却を選択する人は多いです。

2.買取で不動産売却

2つ目の売却方法は「買取」です。

不動産会社によっては、一般的な査定価格と同時に買取金額を提示することがあります。

買取を選択する方の多くは「価格よりもスピードを重視」している傾向が強いです。

仲介だと、価格が高くても「時間がかかる」ので早めに現金化したい方や手続きを簡略化した方向けです。

買取売却のメリット

  • 契約不適合責任なしで売却出来る
  • 仲介手数料がかからない
  • 現状渡しで売却出来る
  • 即現金化出来る
  • 近所に知られずに売却できる
  • 内覧が不要

買取売却のデメリット

  • 買取金額が安い
  • 築浅だと手出しが必要になる可能性あり
  • 買取できない場合がある

3.買取保証付き仲介で売却

3つ目は、あまり知られていませんが、買取保証付き仲介という売却方法です。

希望する期限までは通常通り仲介で販売を行い、期限が来たら提示されていた買取金額で買い取ってもらう仕組みになります。

例)1月1日より仲介で1,000万円で売出し、3月31日までに売れなければ700万円で買い取る

この方法であれば、最終的な期限が決まっているのでチャレンジしやすい売却方法です。

ただし、提案してきた不動産会社の質がとても大事になります。

買取保証付き仲介売却のメリット

  • 最初に仲介価格から売却活動が出来る
  • 最終的に買取してくれる安心感がある
  • 売却期限が決まっている

買取保証付き仲介売却のデメリット

  • 仲介販売時に宣伝しない可能性あり
  • 囲い込みのリスクが上がる
  • 買取金額が安い

とても魅力ある仕組みに見えますが、不動産会社側の目線で見ると「一定期間売れなければ買取出来る」仕組みになっています。

仲介での売出価格:1,000万円
買取金額:700万円

仲介で決まった場合
・片手仲介:396,000円
・両手仲介:792,000円

買取の場合
700万円で買取→1,000万円で売却
3,000,000円の利益

自社のことばかり考えている不動産会社に依頼してしまうと、一般市場の売出をしてくれなかったり、紹介不可と言って買取まで持っていく可能性があります。

このあたりの見極めをしないと数百万円の損失を出すことがありますので、注意しましょう。

4.リースバックで売却

4つ目はリースバックによる売却方法です。

これまで説明した3つの売却方法は、原則として「売却後は不動産から離れる」必要があります。

その反面、リースバックは「不動産売却→賃貸契約」という仕組みのため、引越さずに不動産売却が出来ます。

これまでと変わらない生活を維持しつつ、資産整理が出来る新しい売却方法です。

リースバック売却のメリット

  • 引越ししなくて良い
  • 周りに売却したことを知られずに済む
  • 急に資金が必要になった時に現金化出来る
  • 再買取が出来る(業者による)
  • 買取金額によって家賃調整が出来る

リースバック売却のデメリット

  • エリアによっては買取してもらえない
  • 毎月賃料が発生する
  • 再買取した際は、売却時よりも高くなる
  • 買取金額が安くなる
  • 設備が壊れるのが早い場合、対応してくれないことがある

リースバックは再買取が出来るので、資金調達として使ったりしますが、買取金額自体が通常買取よりも低いです。

これまで沢山見てきましたが、リースバックを実行した方は非常に珍しいです。

ただ、知識としては絶対に入れておくべきですし、状況によっては最適解になり得ます。

まとめ

本記事では「不動産売却4種類の出口戦略」について解説しました。

  1. 仲介で売却
  2. 買取で売却
  3. 買取保証付き仲介で売却
  4. リースバックで売却

仲介で売却する以外にも方法があることを学んでいただけたなら幸いです。

もしかすると、仲介以外の買取が最適解になるかもしれません。

それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで行動していきましょう。

当社では全国どこでも不動産売却のお手伝いが可能です。

お困りことがありましたら、お気軽にご相談ください。

当社では不動産売却のご相談を公式LINEにて受け付けております。

  • 不動産売却の相談をしたい
  • 質問をしたい
  • 査定依頼をしたい

など不動産売却に関する内容であれば、お気軽に公式LINEよりお問い合わせください。