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【博多区吉塚】売却3ヶ月目の決断。「五月雨式」の値下げはなぜ失敗する?効果的な価格変更の「タイミング」と「下げ幅」

  • 2026年2月12日
不動産売却における五月雨式値下げの失敗と戦略的値下げの成功イメージ

毎週のように届く「価格変更」の通知に、焦りを感じていませんか?

「今週も内覧予約が入らなかった」

「近所の似たようなマンションが、うちより安く売り出された」

販売開始から3ヶ月が過ぎ、媒介契約の更新時期が近づくと、どうしても「価格」の二文字が頭をよぎるようになります。

しかし、ここで焦って「とりあえず50万円下げて様子を見よう」と判断するのは、少し待ってください。

実は、その「とりあえずの値下げ」が、かえって売却を長引かせる原因になることがあるのです。

この記事では、博多区吉塚エリアで多くの売却相談を受けてきた「おもいで不動産」が、感情論ではなく「データと戦略」に基づいた価格改定のルールを解説します。

売れない原因が「囲い込み」や「広告不足」ではなく、純粋に「価格と市場のミスマッチ」にあるとはっきりした場合、具体的にどう動くべきか。

痛みを伴う決断だからこそ、最大の効果を得るための「正しい下げ方」を知ってください。


1. なぜ「小刻みな値下げ」は逆効果なのか?(五月雨式の罠)

売主様の心理として、「できるだけ高く売りたい」と願うのは当然のことです。

そのため、心理的な抵抗感から「まずは30万円」「次は50万円」と、少しずつ小出しに価格を下げてしまうケースがよく見られます。

これを不動産業界では「五月雨(さみだれ)式の値下げ」と呼びますが、実はこれが一番の悪手となり得ます。

理由は大きく分けて2つあります。

「まだ下がるかも」という心理を植え付ける

スーパーの閉店セールを想像してみてください。

「毎日少しずつ値下がりしている商品」を見ると、買い手は「明日になればもっと安くなるんじゃないか?」と期待して、購入を先送りします。

不動産も同じです。

履歴に残るような小刻みな値下げを繰り返すと、購入検討者に「売り急いでいる」「人気がない物件」という印象を与えてしまい、足元を見られやすくなります。

「新着通知」のインパクトが弱い

SUUMOやat homeなどのポータルサイトでは、価格変更があった際に「お気に入り登録」をしているユーザーへ通知が届きます。

しかし、その下げ幅が少額(例えば3,000万円の物件で30万円など)だと、通知を受け取ったユーザーは「誤差の範囲」と捉え、再検討のテーブルに乗せてくれません。

過去に一度その物件を「高い」と判断してスルーした人を振り向かせるには、「おっ、この価格ならアリかも!」と思わせるだけのインパクトが必要です。

価格改定は「守り」ではなく、市場に再アプローチするための「攻めのカード」です。

このカードは何度も切るものではなく、ここぞというタイミングで大きく切るのが鉄則です。

五月雨式の値下げと戦略的な値下げの成約期間比較図
小刻みな値下げは「様子見」を招きますが、一度の適正な値下げは「決断」を促します。

2. 検索条件の「枠」を意識する(ポータルサイト攻略)

では、具体的に「いくら」下げれば良いのでしょうか。

ここで重要になるのが、購入検討者がポータルサイトで物件を探すときの「検索条件」です。

吉塚や千代エリアで物件を探している方は、必ず「予算の上限」を設定して検索しています。

この予算設定は、システムの仕様上、きりの良い数字(500万円単位や1,000万円単位)で区切られていることがほとんどです。

「2,980万円」と「3,080万円」の決定的な違い

例えば、現在あなたが 3,180万円 でマンションを売り出しているとします。

もし 100万円下げて「3,080万円」 にした場合、どうなるでしょうか。

もともと「予算3,500万円以下」で探していた人には「少し安くなったな」と気づいてもらえます。

しかし、「予算3,000万円以下」で検索している新規の層には、依然としてあなたの物件は表示されません。

一方で、思い切って 200万円下げて「2,980万円」 にした場合はどうでしょう。

これまであなたの物件を見たことがなかった「予算3,000万円以下」の層の検索結果に、初めてあなたの物件が「新着」として表示されます。

これが「検索レンジ(価格帯の壁)を越える」ということです。

ターゲット層をガラリと変える

既存の検討者(一度スルーした人)だけを相手にするのか、それとも全く新しい検討者を呼び込むのか。

値下げの効果を最大化するには、今の価格がどの「検索レンジ」に含まれていて、あといくら下げれば「下のレンジ」の層に届くのかを計算する必要があります。

特に実需層(マイホームを探している方)が多い吉塚エリアでは、住宅ローンの借入限度額ギリギリで探している方も多く、この「区切り」をまたぐ効果は絶大です。

不動産ポータルサイトの価格検索条件とターゲット層の拡大イメージ
検索条件の「境界線」を越えることで、新しい購入検討者にアプローチできます。

3. タイミングは「木曜日」が勝負。週末の予定を埋める戦略

値下げの金額が決まったら、次は「いつ」実行するかです。

ここにも、不動産営業の現場ならではのセオリーがあります。

おすすめは、「木曜日」までの価格変更です。

なぜ金曜日では遅いのか?

多くの不動産ポータルサイト(SUUMOなど)では、不動産会社が情報を入力してから、実際にユーザーの画面に反映されるまでにタイムラグがあります。

また、多くの購入検討者は、週末(土日)の内覧に向けて、金曜日の夜には「どの物件を見るか」の作戦会議を終えています。

もし金曜日の夜に価格変更を行うと、サイトへの反映が土曜日の朝になってしまうことがあります。

これでは、土曜日の内覧スケジュールには間に合わず、せっかくの「新価格」のインパクトが半減してしまいます。

理想的な週末への流れ

最も反響が期待できるスケジュールは以下の通りです。

  1. 木曜日: 価格変更の手続きを完了し、ポータルサイトへの反映を済ませる。

  2. 金曜日: 「価格変更のお知らせ」や「新着メール」が検討者に届く。会社帰りの電車や自宅でチェックしてもらう。

  3. 土曜日: 朝一番で不動産会社に問い合わせが入る。

  4. 日曜日: 実際に内覧に来てもらう。

このように、週末の案内につなげるためには、逆算して「木曜日」に情報を確定させておく必要があります。

また、このタイミングに合わせて、物件写真の差し替えやコメントの修正も行うと、より「新鮮な物件」としてアピールできるでしょう。

不動産価格変更の最適な曜日スケジュール
週末の内覧数を最大化するための、戦略的なスケジュール設定です。

4. それでも売れない場合の「最終防衛ライン」

戦略的に価格を見直し、タイミングも計算した。

それでもなお、反響がない場合もあります。

それは、物件の価値の問題というよりは、現在の市場ニーズと物件の条件(築年数や立地など)が、どうしても噛み合っていない可能性があります。

精神的な負担を減らす選択肢

売却活動が長期化すると、毎週の掃除や内覧対応、そして「いつ売れるのか」という不安で、精神的に疲弊してしまいます。

もし、これ以上の値下げが住宅ローンの残債割れ(オーバーローン)を招く恐れがある場合や、半年以上も売却活動が続いている場合は、「仲介」にこだわらず「買取」への切り替えを検討するのも一つの手です。

価格は市場相場の7〜8割程度になりますが、売却が確定する時期と金額が明確になるため、次の生活設計が立てやすくなります。

「いつ終わるかわからないマラソン」を走り続けるのが辛くなった時は、ゴールテープの位置を自分で動かすことも、立派な戦略です。

▼ あわせて読みたい:査定額が安くてショック…その金額、実は「買取」ではありませんか?


まとめ:価格変更は「前向きな調整」です

値下げは、売主様にとって身を切るような辛い決断だと思います。

「あの時もっと高く売れていれば」という後悔もあるかもしれません。

しかし、不動産売却において最も大切なのは、過去の価格ではなく「今、目の前にいる買い手」と巡り合うことです。

適切な価格改定は、あなたの物件を「売れ残り」から「今一番のお買い得物件」へと生まれ変わらせるチャンスでもあります。

株式会社おもいで不動産では、単に「売れないから下げましょう」という提案はいたしません。

「この価格帯なら、吉塚エリアで探している〇〇層に届くはずです」という根拠を持って、あなたの大切な資産の着地点を一緒に考えます。

まずは、今の価格が「検索の壁」のどこにあるのか、そこから確認してみませんか?

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