不動産の「購入希望者がいます」チラシは本当?見分け方と確認事項
執筆・監修:野上俊彦株式会社おもいで不動産 代表取締役/宅地建物取引士
執筆・監修:野上俊彦代表取締役/宅地建物取引士家のポストに入っている「売却物件求む!」のチラシ。
「また入ってるよ…」 「どうせ嘘でしょ?本当にこんなに買いたい人がいるの?」
そう思って、中身も見ずにゴミ箱へ直行させていませんか?
チラシだけで購入希望者が実在するかを断定することはできません。
広い地域へ同じ文面を配布する募集チラシもあれば、具体的な購入条件をもとに配布されるものもあります。
大切なのは、強い言葉だけで判断せず、会社情報、購入条件、査定額の根拠、連絡後の説明を確認することです。
この記事では、チラシを受け取ったときの確認事項を整理します。
売却を急いで決める必要はありません。
その基準となるのが、法律よりも厳しい業界ルール「不動産の表示に関する公正競争規約(公正競争規約)」です。
今回は、吉塚エリアの不動産実務に詳しい「おもいで不動産」が、チラシの裏側に隠された真実と、信頼できる業者の見抜き方を解説します。
2. 逆に「信頼できるオファー」とは?吉塚で本気で探している人の特徴
3. そのチラシの価格は適正?地元のプロを「セカンドオピニオン」に使ってください
4. まとめ
5. この記事に関係する公的資料
不動産チラシで確認したい誇大表現と表示の根拠
不動産広告には、消費者の誤認を防ぐための表示ルールがあります。
「絶対」「日本一」「最高」などの表現は、使用条件や客観的根拠を確認する必要があります。
強い表現が一つあるだけで会社全体を断定せず、根拠の表示、会社名・免許情報、具体的な取引条件を確認してください。
不明点がある場合は、その場で媒介契約を結ばず説明を求めましょう。
査定額は売却を保証する金額ではないため、算定根拠も比較します。
根拠を確認したい表示例
以下は、根拠や使用条件を確認したい表示例です。
規約上の扱いは文脈や表示方法によって異なるため、言葉だけで違反と断定するものではありません。
根拠となる調査、比較対象、時点、適用条件が明示されているかを確認します。
1. 根拠なき「最上級・絶対」表現
「他とは違う」と見せかけるための強い言葉です。
根拠がなければアウトです。
-
絶対(例:「絶対に高く売ります」「絶対損はさせません」)
-
完全・完壁(例:「完全な売却サポート」)
-
日本一・No.1・当社だけ・最高・最大
※これらは、直近の客観的な調査データ(調査機関や時点の明記)がない限り使えません。
2. 根拠なき「安さ・お得感」の強調
著しく安いという印象を与える言葉も、不当な誘引につながるため規制対象です。
-
格安・激安・破格
-
掘り出し物・お買い得
3. 根拠なき「煽り(あおり)」表現
焦らせて冷静な判断を奪おうとする言葉です。
-
早い者勝ち
-
完売必至
-
大人気
いかがでしょうか? ポストに入っていたチラシに、これらの言葉がいくつも並んでいませんか?
それは、具体的な購入検討者がいないため、言葉のインパクトで誤魔化そうとしている証拠かもしれません。

参考資料:不動産の表示に関する公正競争規約
2. 「予算は問いません」という曖昧な表現
「予算は問いません。
とにかく売ってください」
一見、高値で売れそうに見えますが、これも要注意です。
予算、希望地域、物件種別、入居時期などが具体的かを確認します。
条件が曖昧な場合は、購入希望者の条件をどこまで確認しているか、査定依頼だけを目的とした募集ではないかを質問してください。
問い合わせ後に説明が変わった場合は、媒介契約や値下げを急がず、別の不動産会社にも査定根拠を確認しましょう。
▶ あわせて読みたい:【初心者向け】不動産売却の流れを5ステップで解説!福岡市博多区吉塚での売却期間の目安は?
逆に「信頼できるオファー」とは?吉塚で本気で探している人の特徴
では、信頼できる「本物のチラシ」とはどのようなものでしょうか?
答えはシンプルです。
「内容が具体的で、ウソがつけないレベルまで限定されているか」です。
「条件」がピンポイントである
本気で購入を検討しているお客様がいる場合、チラシの内容は自然と具体的になります。
-
「吉塚〇丁目限定。
実家の近くに住みたい娘さん夫婦が探しています」
-
「〇〇小学校区。
転校させたくないため、学区内限定です」
-
「予算は4,500万円まで。
リフォーム前提なので築年数は問いません」
「どこで」「どの物件種別を」「どの予算帯で」探しているかが具体的なチラシは、内容を確認しやすくなります。
ただし、具体的な記載だけで購入や成約が保証されるわけではありません。
今、吉塚エリアでチラシが増えている「本当の理由」
「最近、やたらとチラシが多いな」と感じている吉塚・千代エリアの皆様。
それは気のせいではありません。
実は今、博多駅周辺の価格高騰に伴い、利便性が良く割安感のある吉塚エリアへ需要が流れてきています。
しかし、売りに出される物件(在庫)が圧倒的に足りていません。
そのため、私たち不動産会社は、ネット集客だけでなく、チラシを使ってでも「まだ市場に出ていない物件」を必死に探しているのです。
具体的な購入条件が示されていても、相場以上での成約を保証するものではありません。
査定根拠と購入条件を分けて確認してください。

そのチラシの価格は適正?地元のプロを「セカンドオピニオン」に使ってください
もし、具体的な条件が書かれたチラシを受け取って、
「これ、本当にこの金額で売れるの?」 「ウチのことかもしれない…」
と気になった場合でも、すぐにその業者へ電話するのはちょっと待ってください。
高すぎる査定額には裏があるかも
一部の業者は、契約を取りたいがために、相場とかけ離れた高い金額を提示することがあります(これを「高預かり」と言います)。
しかし、その金額で売れなければ、結局は値下げを強要されることになります。
そこで提案です。
そのチラシ、地元の相場を知り尽くした「おもいで不動産」に見せてくれませんか?
第三者として「答え合わせ」をします
私たちに売却を依頼しなくても構いません。
「このチラシの金額、吉塚の今の相場として妥当?」 「この条件で探している人、本当にいそう?」
という疑問に対して、公正な第三者の立場(セカンドオピニオン)としてお答えします。
吉塚エリアに特化している私たちなら、そのオファーが「リアルな数字」なのか、それとも「契約欲しさの釣り」なのか、すぐに判断できます。

まとめ
ポストに入ったチラシは、すべてがゴミではありませんが、すべてが真実でもありません。
重要なポイント:
-
強い表現は、客観的根拠と適用条件を確認する。
-
地域・物件種別・予算が具体的でも、購入や成約の保証とは分けて考える。
-
気になったら、業者に連絡する前に「セカンドオピニオン」を利用する。
株式会社おもいで不動産は、広告内容と査定根拠を分かりやすく説明します。
当社のチラシについても、購入条件、査定の前提、媒介契約の内容を確認した上でご判断ください。
チラシの真偽判定だけでも大歓迎です。
「これってどう思う?」と、お気軽にご相談ください。
相談から引渡しまでの流れは売却の流れにまとめています。
今の価格が知りたいときは無料査定をご利用ください。
この記事に関係する公的資料
制度と税率は改正されます。
実際の判断は、上の公的資料の最新の内容と、税務署・法務局・税理士・司法書士への確認をあわせて行ってください。
