【社長ブログ#553】住宅居住白書2026を読んで、当社が決めていること

2. 住まい探しで生成AIを使った人は33.9%
3. 空き家のリスクは37.2%、九州は39.0%
4. いちばん安心できるのは「注意点も正直に」
5. ハトマークのこと
株式会社おもいで不動産の野上俊彦です。
全宅連(全国宅地建物取引業協会連合会)から「2026 住宅居住白書」が公表されました。
全国の20〜65歳の男女5,000人に、2026年7月30日〜8月5日にインターネットで聞いた調査です。
今年は売主さんにお伝えしたいことが多かったので、まとめて書いてみます。
「買い時ではない」が37.7%
「いまは不動産の買い時ではない」と答えた人は37.7%で、前年から3.0ポイント増えました。
一方で「買い時だと思う」も21.6%と、少しだけ増えています。
面白いのは理由です。
買い時だと思う人の64.4%は「金利がさらに上がりそうだから」。
買い時ではないと思う人の47.2%は「価格が上がりすぎているから」。
同じ金利と価格を見て、急ぐ人と見送る人に分かれているわけです。
売る側から見ると、相場に沿った価格なら急ぐ人に届きやすく、相場から離れると見送る人にそのまま素通りされやすい、ということだと私は読みました。
先のことは誰にも分からないので、「今が売り時です」とは当社は言いません。
そのかわり、売る理由とご家族の事情から時期を一緒に考えます。
詳しくは「買い時ではない」37.7%の読み方と、金利上昇と買主の予算の記事に書きました。
住まい探しで生成AIを使った人は33.9%
今年から、住まい探しでの生成AIの使い方が聞かれています。
使ったことがある人は33.9%で、20代では53.4%でした。
使った人の目的でいちばん多いのは「希望エリアの地域情報の収集・比較」で33.5%です。
つまり、買う側はAIやポータルサイトで相場と地域を調べてから問い合わせてきます。
相場を踏まえずに値付けをすると、単に「高いだけの物件」として比べる段階で外されてしまいます。
当社がこのサイトで区ごと・沿線ごとの相場や売却の解説記事を出し続けているのは、福岡市の情報をきちんと出しておきたいからです。
ただ、同じ調査で不動産会社選びで最も重視されていたのは「担当者」の25.0%でした。
「生成AIからの提案」は3.9%です。
AIを使っていることが一番の理由で選ばれるわけではない、というのも正直なところだと思います。
道具は使いつつ、最後は担当者の説明で選んでいただける会社でいたいです。
このあたりは買主の生成AI利用と値付けの記事と、AI時代の不動産会社の選び方にまとめました。
空き家のリスクは37.2%、九州は39.0%
ご自身や親の家が「すでに空き家」「将来空き家になりそう」という人は37.2%でした。
九州だけで見ると、すでに空き家が9.4%、将来の可能性が29.6%で、合わせて39.0%です。
そして空き家を抱える人の35.0%が「話し合いの必要を感じつつ、まだ行っていない」と答えています。
「放置・何も考えていない」も20.7%でした。
空き家は売るだけが答えではありません。
当社では空き家管理を月6,600円から承っていて、売却のご依頼は要りません。
まだ決められない方は、まず管理で時間をつくるのも一つの方法です。
貸すことを考える方には賃貸管理もあり、空き家を貸し出すためのご提案もしています。
エリアによっては民泊という選択肢も出てきます。
民泊は当社としての実績はまだありませんが、お取り扱いのご相談はできますので、まずはご相談ください。
家族会議の進め方は空き家の家族会議の記事に、売る以外の選択肢の比べ方は管理・賃貸・民泊の記事に書いています。
いちばん安心できるのは「注意点も正直に」
住まい探しや取引で、不動産会社にどんなサポートがあると安心できるかという問いがありました。
1位は「物件の良い点だけでなく、注意点も正直に教えてくれること」で48.4%です。
前年より2.7ポイント上がっていました。
担当者に最も期待することでも、「わかりやすい説明」21.4%、「デメリットも隠さず伝えてくれること」19.1%が上位です。
これは買う側の声ですが、売る側にもそのまま当てはまると思っています。
当社も、売れにくくなる理由や気になる点も含めて、正直にお付き合いしていきたいと考えています。
他社さんと比べていただくのも歓迎です。
不具合を買主さんにどう伝えるかは、注意点を先に伝える売主の記事で詳しく書きました。
ハトマークのこと
ハトマークを「見たことがあり、不動産店の目印だと知っている」人は29.7%でした。
見たことがある人を合わせると63.9%です。
当社も(公社)福岡県宅地建物取引業協会の会員です。
映画『正直不動産』とのタイアップポスターを見たことがある人は27.8%だったそうで、店頭で見かけた方もいらっしゃるかもしれません。
「正直に」というのは業界全体で言われていることですが、言うだけなら簡単です。
記事や相場の情報を出し続けることも含めて、実際の説明で示していきたいと思います。
福岡市の不動産のことで気になることがあれば、売るかどうか決まっていなくても大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。

野上俊彦 株式会社おもいで不動産 代表取締役/宅地建物取引士